3年目に突入!天然ゴムの子どもレインブーツ

こども

水たまりを見つけたら笑顔でダイブ!
雨の日、子どもの足元にはレインブーツが欠かせません。

定期的にサイズアウトするものだから見直す機会も多いのですが、長靴ってプラスチック製のものが多いんですよね。
プラスチック問題について知り考え始めると、新品のプラスチック製品を買うことにちょっと躊躇してしまいました。

そんな我が家では3年ほど前から、天然ゴムの子ども用レインブーツを愛用中。
楽天で購入した【OMNES(オムネス)】のキッズレインブーツです。

【OMNES口コミ】素材・価格・デザイン性・耐久性は?

オムネス_レビュー

北欧カラーが可愛い〜!
見た目の可愛さだけでなく、サステナブルなポイントもあります。

【素材】は天然ゴム

レインブーツの素材は、天然ゴム。

天然ゴムは「パラゴムノキ」から採取された樹液が原料なので、プラスチックとは別の素材です。

・柔らかくて歩きやすい
・断熱性が高く冬もあたたかく履ける

歩きやすさやあたたかさなど、子どもが使う長靴としてもうれしい特徴があります。

【価格】天然ゴム製にしては手に取りやすい

OMNES(オムネス)のレインブーツは現在、1足あたり2,000円前後

プラスチック製のコスパ重視の商品と比べたらちょっと割高感はありますが、天然ゴムの長靴のなかでは比較的手に取りやすい価格かなと個人的には思います。

本音を言うと、サステナブルな商品作りを進めているHUNTER(ハンター)のレインブーツが個人的には理想でした。

・製造過程でも動物動物性素材や動物性副産物を一切使用していない
・裏地がコットン
・1足ずつ手作業で製造
(参照:公式サイト

でも、我が家には手を出せないお値段。
オムネスの価格のおかげで、天然ゴム製の長靴にチャレンジできました。

もうひとつ、オムネスとハンターの中間くらいの価格帯でこんな長靴があります。

この長靴も、天然ゴム製。裏地は綿です。
ハンターまでは手を出せないけれど、オムネスよりももう少しエシカル要素の多い長靴を選びたい方に良いかもしれないです。

100%の選択ではないかもしれないけれど、無理なく少しでもエシカルを取り入れるために挑戦しやすい選択肢があったのはありがたかったです

【デザイン性】カラーバリエーションが豊富でおしゃれ

OMNES(オムネス)は、見た目の可愛さも魅力のひとつ。淡い北欧カラーのバリエーションが8色もあります。

シンプルなデザインと、フロントとかかとにあるロゴもおしゃれです。

我が家で使っているのはブラウンとグレー カーキ。
兄弟で色違いにしています!

【耐久性】2年使うと靴底がボロボロになる

耐久性の方は正直なところ「良くも悪くも」という感じ。

梅雨の間およそ1ヶ月間使った長靴の底、このような状態になりました。

オムネス_靴底

パッと見、気になるほど削れていないことがわかります。でも、まるまる2年使うと…

オムニス_2年後靴底

かかと部分がけっこう削れています!
長靴内側の生地も剥がれてきて、ボロボロ感も出てきていますね。

オムネス_2年後

でも、破れる・浸水するなどで、履けなくなる!ということはなかったです〜!

OMNES(オムネス)のここがサステナブル!

OMNES(オムネス)キッズラバーレインブーツの、サステナブルなポイントは3つ。

1. マイクロプラスチックが出ない

天然ゴムはプラスチックとは全く異なる素材なので、靴底が削れてもマイクロプラスチックが出ることはありません

マイクロプラスチックとは

直径5ミリメートル以下の小さなプラスチックのこと

マイクロプラスチックの何が問題かというと

・一度、海に流れ出ると回収はほぼ不可能
・エサと間違えて魚など生き物が食べてしまう
・プラスチックに含まれる/付着する有害物質の身体への影響

生態系や健康への影響が問題になっています。(参考:図解でわかる14歳からのプラスチックと環境問題 図解でわかるシリーズ)

2. 石油に頼らない天然素材

天然ゴムは「パラゴムノキ」から採取されている天然素材です。
石油由来のプラスチックは製造時に多くの二酸化炭素を排出してしまいますが、パラゴムノキは二酸化炭素を吸収してゴムになる樹液を作ります。

3. 東南アジアの雇用につながる

天然ゴムの約80パーセントはタイやインドネシアなどの東南アジアで生産されています。
その多くが小規模農家によるものです。

とはいえ、天然ゴムには課題も…

天然ゴムは素材そのものとしては地球環境への悪影響が少ないものの、その生産方法でその他の問題が懸念されています。

・違法伐採による生物多様性への影響
・貧困による児童労働問題など
・働く人の人権侵害

例えば、このような問題。この40年間で天然ゴムの需要は高まっているのですが、その製品が「いつ・どこで・だれによって作られたのか」を明らかにするのが難しい状況が続いているそう。(参考:持続可能な天然ゴムとは?

わたしたちにできることとしては、

・FSC認証(公式サイト
・フェアラバー認証(公式サイト
・フェアトレード天然ゴムマーク(参照:各社で使える「フェアトレード天然ゴムマーク」を公開

上記の認証マークを意識してみることかな、と思いますが、まだまだ商品数は少ない印象です。

【基本情報】OMNES(オムネス)キッズラバーレインブーツ

OMNESのキッズラバーレインブーツはよくあるプラスチック製ではなく、天然ゴムを使用した長靴です。
すり減ったかかと部分がマイクロプラスチックになる心配がなく、ナチュラルなカラー展開とおしゃれなデザインも魅力。
サイズは13〜22cmまであります。

子どもの長靴にあまり予算を多くかけられないけれど、できる範囲で「マイクロプラスチックや、生産時のCO2排出量についてだけでも影響を小さくしたい」という人向けなのかな。
認証マークはついていないですが、より良い選択肢のひとつとして我が家でも選んでいます。

最後に

本当なら1番を選びたいけれど、お財布事情により残念ながら叶わないこともありますよね。

そんなとき、ついできていないところに気持ちが向かいがちですが、自分にできる範囲でより良い選択ができればOKとわたしは思っています!

優先順位も、できることも、得意なこともみんなそれぞれ違っていて、それが多様性。だからバランスが取れている・・・!

完璧じゃなくても、今よりちょっとやさしい選択を続けていければなと思います。

タイトルとURLをコピーしました